再び「GW10連休」について考える~ヤフコメより~

2019-04-16        |  

 

 随分前に次の投稿をアップしました。
 ⇒GW10連休を喜ぶことができない心理

 そこでは、朝日新聞の世論調査を引用し、GW10連休を喜んでいる人がそれ程には多くないという結果を取り上げました。そして、休暇、特に長期連休というのは本来楽しいもの・待ち遠しいものであったはずなのに、いつの間にか厭うべきものに変化している、ということを指摘しました。

 今回は、時事の調査がヤフコメの対象になり、なかなかの盛況ですので、いくつかのコメントを取り上げ、再びGW10連休について書いてみることにしましょう。

 

★平井川にかかる小さな橋(東京都西多摩郡日の出町
日の出町の平井川

 

 まず、時事の記事を挙げておきます。

10連休「うれしくない」4割=家事も仕事も「休めない」

 「とてもうれしい」9.3%、「まあうれしい」27.2%で「うれしい」の計36.5%に対し、「全くうれしくない」14.8%、「あまりうれしくない」26.2%の計41.0%が「うれしくない」と回答。「関心がない」も21.1%あった。
(中略)
うれしくない理由を複数回答で聞くと、「仕事をしていないので関係ない」が28.0%で最多。「仕事を休めそうにない」19.3%、「家事などの負担が増える」10.8%、「仕事に支障がある」9.6%が目立った。
 

 以前の回で取り上げた朝日の調査だと、「嬉しい」が35%、「嬉しくない」が45%だったので、似たような数字ですね。

 ただ、連休に関するこの調査で、「仕事をしていないので関係ない」という人を、区別無く扱っているのはどうかと思います。

 

 以下、ヤフコメから2つほど。

仕事してない人の当惑とか知らないよ…
働きづめのこっちからしたら本当に嬉しいです。
(中略)
そもそも仕事がない人達の不満というのは10連休にあるというよりも、日々の生活の育児、家事などの負担が大きい事やそのサポートが広く普及していないことではないか?
日本人はいつもそうだけど、他の理由を擦って素直に喜ばない意見が占める

1つ1つを評価し、別の問題は別の問題として提起しないとお互いを攻撃し合う事になるだけだよ。

 上記の太線・下線の部分は引用者(私)によるもの。結構、本質を突いた意見だと思うので。

 元記事では、10連休自体が国民にあまり喜ばれていない、という論調ですし、コメントでも、連休を批判するものが多くを占めています。

 確かに、長期連休というのは全てが全て、100%喜ばしいことばかりではありません。仕事に支障があったり、家事が増加したり、行楽地は混雑していて費用も割増。。。

 でも、休暇って、普段とは違うことがやれるチャンスでもあります。もう少し前向きな捉え方をしてもいいと思うんですが、なかなかそういう発想にはならない。

 言い換えれば、長期休暇が与えられた場合、休暇を喜ぶ前に、「休暇をとる際に発生する義務」など、マイナス面のことがまず頭に思い浮かぶようにインプットされているのだと思います。

 だから、なかなか長期休暇を喜ぶ風潮にはならない。お上から与えられたもの(連休)に対し、ブツクサ文句を言いながらも、特段の反対行動を起こすわけでもなく頂戴する、という何とも中途半端な状態。

 

左・吹き出し

国から与えられた一斉休暇だからダメなんだ。個人が好きなタイミングで休暇を取れるようにしないと。

 こういう意見も多いです。この意見自体には100%賛同します。

 でも、こういうことを言っている人の多くは、今後、実際に有給がかなり柔軟にとれる制度が導入されたとしても、それを積極的に活用することはないのではないでしょうか。結局、色々な理屈をつけて、長期休暇を忌避すると思います。

 今の日本は、国がある程度強制的に長期休暇を作らないと、休暇もとれない・とろうともしない状態。次善の策であることは大いに認めた上で、色々な制約はありながらも、自分の長期休暇を良いものにしようという意志がなければ、今後、どんなに良い制度が導入されようも、何も変わらないような気がします。

  • ここで言う「休暇を良いものにする」とは、必ずしも金を使って行楽地に行くこととは限らないので、ご注意を。

連休があるのが悪いのではなく、このような連休が出来ると困るような、社畜のような働き方をされ続けてきた日本社会の労働のあり方に問題があると思う。
これで長期休暇がいらない何て声が高まると、雇用側の思うつぼやで。

残業が無くなると困るのは、残業代が出ないと生活出来ない薄給で働かされてる証拠、休暇があると、やることが無い仕事が回らないってのは、それだけ過酷に働かされてる続けてきた証拠、

みんなそれに気づくべきやと思うけど。

 真の問題点は連休そのものではなく、その背後にあるものですよね。背後のことを見ず、「国が定めた大型連休」という、ある意味、目先の叩きやすいものを叩いているだけという気がします。

 先のコメントにもありますが、連休そのものと、その背後にあるものとは区別して扱わないと、経営層に都合良く解釈されるだけで、労働者としては幸せにならない方向。

 連休自体を叩くのではなく、「連休を充分に楽しめない世のしくみ」を叩いてほしいな、と個人的には思います。

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