早期リタイアには、実家より一人暮らしが有利?

 

 最近、「いい年した社会人の実家暮らしは恥しい」的な記事が注目を浴びています。

 私が若い頃は「パラサイト・シングル」とか言われて、やはり一部では嘲笑の対象の対象になっていました。

 上の記事が正しいかどうかはともかくとして、早期リタイアすることを考えた場合には、実家暮らしよりも一人暮らしの方が有利だよね、とは思いました。今回はそのことについて少し書こうと思います。どちらかというと、40~50代よりも、将来、早期リタイアを目指す20~30代向けの内容になっています。

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多摩川と青梅線

限られたリソースを上手く配分する能力を養う

 早期リタイアは、定年リタイアよりも少ない資金で、長い期間を過ごさなくてはなりません。そのため、限られたリソースを上手く配分する能力というのは必須になってきます。一人暮らしは、この能力を磨くのに格好の手段ではないかと思うのです

 逆に実家暮らしの場合、実家に何万か入れてあとは親任せ、というケースが多いでしょう。子供の頃からの自分の部屋、親が作ってくれる食事、もともと自分の家にある家具・家電。自分は何もせずに、アプリオリに与えられたものを利用すればよい、という環境。これでは上記の能力は育ちにくいと考えます。

 仮に、「親に何万か渡した後は、ほぼ貯金する」という堅実な人であっても、上記の能力は、単にお金を使わなければ身につく、というものではありません。むしろ、お金を使うことによって身につくものではないでしょうか。

 ひとり暮らしであれば、例えば、家賃。グレードを上げていけば良い暮らしができるかもしれませんが、費用は高くつきます。給料と見比べて、許容範囲の物件を選択していく必要があるでしょう。

 食費の場合も、自炊をするかしないか、する場合でも、どこまで手間をかけるのか、色々と工夫していかなくてはいけません。

 こういうような選択を、趣味や遊びではなく、自分の生活をかけて行うのが重要だと思います。

 私の場合も、早期リタイアの検討にあたって、自分の生活をどのように設計していくのか一人暮らしでやりくりしてきた経験が役立っています

 自分が生活していくのにいくらかかるのか掴めてないと資金計画の立てようがないし、食事を作れないからと、毎日のように外食していたりでは、経済的にも健康的にも良くありません。

 住むところも食べるものも、自分の力で工夫してきたという自負があるからこそ、リタイア後も自分の力で生きていけるという自信が持てるのだと思います。

実家暮らしで早期リタイアしたいと親に説明できるか?

 例えば、それまで実家暮らしの30代くらいの人が、早期リタイアしたいと思った場合、親に説明して了解を得ることができるでしょうか?

 一人暮らしであれば、何だかんだ言って自活できているわけで、最悪、親が何と言おうと、自己責任で辞めてしまえばいいでしょう。

 しかし実家暮らしだとそうもいきません。親は、いい年の子供の世話を朝から夜までしなくてはならなくなり、労力もバカにならず、世間体も悪い。生活費として渡された数万で割に合うとは思えません。

 確かに実家暮らしはお金が貯まります。しかし親からしてみれば、早期リタイアさせるために、子供を実家に置いて貯金させてきたわけではないでしょう。

 私には子供はいませんが、もし親の立場だったらこう言いますね。

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セイル

どうしても会社を辞めるというなら、この家から出ていってくれ!

 私が思うに、早期リタイアするならば、実家頼みは危険。一人暮らしだと経費はかかるにしても、それは必要経費。上手くやりくりして、少ない経費でより多くの満足感を得られるようになったところに、早期リタイアの道は見えてくるのではないでしょうか。

 もし早期リタイアを志している実家暮らしの若人がいるならば、まずは一人で暮らしてみて、生活するのにいくらかかるのか、何が必要なのか、ということを身をもって体験してみることをオススメしたいと思います。

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セイル

まぁ、早期リタイアを考えるくらいの人には、分かりきった話なのかもしれないけどね。

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