早期リタイアの時期を決める際に留意したいこと

 

 私は、早期リタイアの検討直後から、リタイア日を、「今年の年末(=50歳の誕生月の月末)」に設定していました。しかし、これまでも何回か述べてきた通り、本当にその日でよいのかは色々と迷いがあり、リタイア日の前倒しや先延ばしを、一度ならず検討しています。

 それでも、つい最近、会社の面接時に、「今年の年末に退職する」と告げることで、どうにかリタイア日を確定させました(上司に退職を伝える……突然の面接も平静にの回を参照)。

 今回は、早期リタイアする場合のリタイア時期の設定の仕方について、これまで分散したいた記載をまとめてみたいと思います。私個人の限られた経験ではありますが、参考になる方もいるかもしれません。

鳩ノ巣渓谷の側にひっそりと佇む玉川水神社(東京都西多摩郡奥多摩町)
鳩ノ巣の玉川水神

退職金と退職年齢の兼ね合い

 退職金について詳しく述べているリタイアブログはあまり見かけません。リタイア年齢が早いと、退職金は少なくて、それよりも投資などで資産を増やす方が早道だ、ということなのでしょうか。

 しかし、当ブログでは、退職金のことをかなり詳しく取り扱っています。

 本ブログが主なターゲットとしているのは40~50代前半ぐらいの方です。そのような方が早期リタイアを検討すると、無視できないほどには退職金が積みあがっていると思われます。

 また、その増え方は単純な比例ではなく、ある年齢で急激に増えたり、逆にこれ以上はほとんど増えない、というポイントがある筈です。そのようなポイントは、リタイア時期を決めるのに、重要な指標となるでしょう。

 ただ補足しておきたいのは、指標はあくまで指標であって、実際のリタイア時期を決める際には、まだまだ他にも考えることはあるということです。

 例えば、今自分が45歳、退職金が50歳になると跳ね上がる、といった場合、やはり5年間は長いです。本当に50歳まで待つべきなのかは、自分の手持ち資金、人生の残り時間、そこまで気力が持つか、家庭の事情等も考慮して総合的に判断すべきでしょう。

リタイア年齢は遅めに設定して前倒しする

 以前、一度決めたリタイア日を「延期」するのはツライことの回で、次のように書きました。

そう、気力が残っていないのですね。たかが3ヶ月ではあるのですが、そこに至るまで長期間頑張ってきていて疲れきっています。乾いた雑巾を絞っても水滴が出てこないように、私から気力を振り絞るのもそろそろ限界が近づいているのです。

 つまり、今年12月末で辞める予定のところ、更にあと3ヶ月(つまり来年度末)まで働けば、更に退職金は増額になるが、さすがにもう無理、ということを書いています。ただもしかしたらですね、最初から来年3月を目指していたなら、そこまで持たせることができたかも知れません。

 リタイア年齢を早めに設定して、後でそれを延期するのはツライことなのです。そして延期するのは、ほとんどの場合、経済的な理由ではないかと思います。

 それであれば、リタイア年齢はやや遅く設定し、資金を増やす時間を確保する。そして、貯金なり投資なりで、お金を増やしていく。計画よりも早めに資金が確保できそうだったら、リタイアを前倒しする。

 こういう考え方の方が、予定通りに計画が進まない場合のダメージが少なくてすみます。

 言ってみれば、住宅ローンの繰り上げ返済みたいなものです。最初は35年で組んでも、ガンガンに繰り上げ返済して、大方、15年とかで完了させているわけです(このページによると平均は14年だそう)。万一、何らかの理由で給料が減った場合でも、35年で組んでいる(=月々の返済額は低い)ことで、ダメージは最小限となるわけです。

 私もリタイアの前倒しの検討を行ったことがあり、結論は「48歳4ヶ月以降、資金面では可能となる」でしたが、検討だけで終わりました。ただ、「いつでも逃げだせる状態」は、「精神面を楽にする要素」ではありましたね。

 詳細は、リタイア決断後から現在までの回の「リタイアの前倒しも検討」を参照して下さい。

敢えてリタイア時期を設定しないのも手

 ただですね、リタイア年齢をあまり先に設定すると、リタイアに至るまでの時間の進み方があまりに遅すぎて、悶々とする日々を過ごすことになるかもしれません。以下、当ブログの過去の回から抜粋です。

まだまだ先…早期リタイアまでのカウントダウン方法

 というのも、これまで述べた通り、「リタイアをしたいのに、実現はまだまだ先」というのは精神的になかなか辛い状況で、これを何年も続けなければならない訳なのですから。リタイアブログを読んでいると、たまに10年単位のリタイア計画を立てている人がいますが、本当に大変だと思います。
 個人的には、「決意してから2年以内にリタイアする」のをオススメしたいと思います。

リタイア決断後から現在まで

リタイア決断から何年か経過し、もう少しで手が届きそうでいて、実はまだ何年も先、というのは、精神的に結構ツライものがあるのですよ。

 そこでリタイア時期があまり先になりそうな場合は、「将来的には早期リタイアする」とだけ決めて、「時期は未定」にするのも手かな、と。

 で、普段はなるべく早期リタイアのことを考えないようにして、ただ、貯蓄や投資など、資金面での準備だけは積極的に行っておく。

 ただそれだけでは、リタイアのキッカケが掴めなくなるので、1~2年に一度、資金面の棚卸しをする。「あと2~3年くらいで行けそうだ」と思ったら、早期リタイアへ向けて、諸々の計画を始動する。こんな方法もいいのではないかと思います。

左・吹き出し
セイル

早期リタイアは嬉しいことだけと、達成するまでは苦しい面もあるから、色々工夫して上手く乗り切れるといいよね!

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