散々迷った末、セミリタイアでなく「完全リタイア」を選択した

秋川に盆堀川が合流
【多摩川支流・秋川に、そのまた支流の盆堀川が合流(東京都あきる野市)】

 リタイアブログでは、「セミリタイア」をするのか「完全リタイア」をするのかということが、定番の話題の一つになっています。これは全く人それぞれで、どちらを選ぶかは、その人の状況・考え方・人生観等に左右されるものでしょう。

 私は後者、すなわち「完全リタイア」の方を指向していますが、その結論に至るまでは色々と迷いがありました。今回はそのことについてお話します。

セミリタイアも検討したことがあった

 以前、退職金の回で、こんなことを書きました。

早期リタイアにあたり、まずは「退職金」について調べる

 ところで、私が50歳で予定しているのは、セミリタイアではなく、完全リタイアです。

 いや、結果的に若干のバイトはするかも知れませんが、少なくとも完全リタイアするのに十分な資金を確保しておきたい、ということです。

 もし、完全リタイアではなく、セミリタイアを選択していたなら、もっと早い年齢で達成できていたでしょうし、実際にそのような計算をしたこともあります。散々に迷った挙句、最終的に完全リタイアを目指すことに落ち着いたのです。

 この辺りの計算や考えについて、以前のブログ(早期リタイアを決意して間もない頃)を漁ったら、出てきました。このとき私は44歳。以下は、当時の記事を本ブログ用に再構成したものです。

今すぐ辞めたらどうなるか? シミュレーション(当時44歳)

リタイア時期を早めるべく再計算することにした

 なかなかに仕事が辛いので、このblogの副題にもなっている50歳よりも早く「逃避」したくなってきました。50歳なら必要資金は貯まっている予定ですが、正直、今すぐにでも辞めたくなっています。

 もし仮に今すぐ辞めるとして、本当に資金が足りるのかは、再計算が必要になります。

 そこで以下、超ざっくり試算を行いました。インフレ・税金・家の補修・予備費など、面倒な要素はとりあえず考えないことにしています。

今後、生活費として使える額の算出

 私の現有資産は、実は○○万円。これに退職金が○○万円として、合計○○万円。家賃を払わなくて済むよう、格安の一戸建てを買い(※)、仲介手数料やら引越しやらで○○万円を使うものとします。

 すると今後、生活費として使える額は●●万円です。果たして今後、この金額で死ぬまで暮らしていけるでしょうか?

  • 【2019年時点における注】現在住んでいる青梅の家は、当時未購入でした。 上記で想定している一戸建ての予算は、実際に購入した額よりも相当に少ないです。

この額で何歳までいけるか?

 これまの試算では生活費を年間○○万円としてきましたが、これを切り詰めて年間△△万円に変更すると、65歳の年金支給開始の時点で■■万円が残ります。

 65歳からは、年金が年間□□万円もらえるとすると、毎年の取り崩しは☆☆万円になるので、結局、65歳時点の■■万円は76歳で尽きることになります。

左・吹き出し
セイル

平均寿命にも到達していない。これではちょっと早すぎるなー。

 そこで、生活費を更に切り詰め、年間◆◆万円として同様の計算をすると95歳。これならいけそうです。

左・吹き出し
セイル

でも、本当に◆◆万円で生活していけるのかは自信ないなー。年取ったら医療費や介護費もかかりそうだし。

セミリタイア後、アルバイトで資産を補うと?(当時44歳)

資産の不足分はアルバイトで

 そこで、資金の不足分を補う必要があるわけですが、その方法として、大きく資産運用アルバイトがあると考えました。

 資産運用はセミリタイア系ブログにおける主流の話題ではありますし、現在手持ちの○○万円をうまく運用すれば、生活の足しにはできるかもしれません。しかし現在の私には、そこまでの運用能力があるとは思えないので、ここではアルバイトについて考えていきます。

アルバイトで月に6~7万円稼ぐ

 「正社員の身分で転職し、以降、その給料だけで生活する」という考えも理論上あり得ますが、40代での再就職は非常に困難でしょう。しかし「バイトで月に6~7万円稼ぐ」ぐらいなら、それなりに口はある感じです。

 中高年のアルバイト募集を検索したら、例えば次のサイトが見つかりました。

 月6~7万稼ぐには、上記のようなサイトで日給6000~7000円のバイトを探して10日間ほど働けばよいわけです。

 月にたった6~7万か……というなかれ。これは年間80万に相当し、年間わずか◆◆万円の生活している人間にとっては、非常に大きなインパクトがあります。

 例えば、45~60歳の間、毎年80万円稼ぐとし、うち20万円を生活費に回し、残りの60万円を貯金します。すると、65歳時点で累計900万円に達し、バイトしない場合に65歳で保有している■■万円とは別に、900万円が上積みされていることになります。これは大きな安心材料です。

 ということで、完全リタイアにこだわらず、少しだけバイトするセミリタイアというのも手かもしれません。

でも、やっぱり完全リタイア指向に回帰(当時44歳)

 前項のように、セミリタイアという選択も一旦は考えたのですが、実は今、「やはり50歳までは勤め上げよう」という方向に戻りつつあります。

 以下、その理由です。

生活を楽しむには、もう少し資金が欲しい

 今でも、我が家はあまりお金を使いませんが、だからといって、節約するために、色々と工夫したり切り詰めたりという技術に長けているわけではありません。

 また、妻とは楽しく暮らしていきたいので、たまには外食したり旅行に行ったり、ということも必要だと思うのです。なので、「年間わずか◆◆万で生活」というと、やはり構えてしまいます。

 ここであと5年、今の職場で働くと、その分の給料と退職金の積み増しにより、楽しみに資金を充てることもある程度は可能になってきます。また、リタイア後の年金受給開始までの期間が5年短縮され、その分、リタイア資金の必要額が小さくなるのも大きいです。

生活のためにアルバイトをしていると、本当に自由になれている気がしない

 例えば、あるアルバイトで働いていたとして、そこが割りに合わないと思っても、生活がかかっていると、直ちに辞めることは難しい。また、もしそこを解雇されてしまったら、すぐに次のアルバイトをみつけなくてはならないのです。

 やはり「生活のためのアルバイト」というのは、それはそれで不自由な点があるのは否めないのではないでしょうか。

 それだったら、あと5年間は辛くても頑張って、50歳でスパッと辞めるほうがよいような気がしてきたのです。

生活のアクセントのためのアルバイトならアリ

 ただ、50まで働いてリタイアした後も、(生活のためではなく)生活のアクセントのために、簡単なアルバイトを少しだけする、というオプションはあってもいいのかなと思います。

 例えば、週に数回、午前中のみの軽労働で体を動かす。昼になったら散歩がてらゆっくりと家に帰り、昼ごはんを食べてそのまま昼寝

左・吹き出し
セイル

いいアルバイト先さえ見つかれば、こんな生活もちょっと楽しそうだよな。生活のためじゃないから、嫌になったら辞めてしまってもいいんだし。

 ボランティアという考えもありますが、「小銭を稼いで、それを自分の楽しみのために充てる」ほうが自分としては好ましいですし、貯金の取り崩しも抑えられてよいのではないでしょうか。


 元記事では3回分あったものを1回にまとめたので少々長くなりました。

 次回は、完全リタイアを選択したことについて、現在どう考えているかについて述べようと思います。
  ⇒ 人生の分岐~完全リタイアorセミリタイア

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